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市況:ビットコイン乱高下の舞台裏:インフレ? クジラ? トランプ?

ビットコイン市場、ここ最近の値動き荒すぎませんか?
以下のチャートをご覧ください。2月末から現在まで、大波乱!(Google Financeより)

2月21日、高値1,502万円を回復したかと思えば、2月28日には1,178万円までダイブ。そして3月2日、じわじわ回復していたと思いきや、いきなり1,297万円から1,434万円へジャンプ。その直後の3月4日、まさかの1,210万円へ急降下……とまあ、ジェットコースターさながらの値動き。3月6日には1,385万円まで持ち直したものの、その後じりじりと下げ、現在は1,275万円付近をウロウロ。

こんな乱高下が起きる理由とは……? 今回は、マクロ経済の動向、暗号資産市場のニュース、大口投資家(クジラ)の動き、そしてトランプ大統領の発言という4つの視点から、背景を探ってみましょう。

インフレ率の上振れ、そして「利下げお預け」の衝撃

2月中旬、米国の1月消費者物価指数(CPI)が発表されました。結果は前年比+3.0%(予想+2.9%)。ちょっと高い。でもコアCPI(変動の大きい食品とエネルギーを除いた指数)が+3.3%とさらに高め。

「なんだ、ちょっとの誤差じゃないか」と思うかもしれませんが、市場は超過敏。FRB(米連邦準備制度)のパウエル議長は「追加利下げは見通せない」と断言し、これが投資家たちの期待を粉々に砕いたんですね。

その結果、リスク資産であるビットコインは急落。特に米10年債利回りが急上昇し、ドル指数(DXY)も上がったことで、ビットコインにとっては逆風のオンパレードでした。なぜなら、米国債の利回りが上がると、安全資産としての魅力が増し、投資家はリスクの高いビットコインから資金を引き揚げる傾向が強まるからです。また、ドル高になると、ドル建てで取引されるビットコインの相対的な価格が下がりやすくなり、売り圧力が増す要因となります。

しかし、3月に入ると状況は変わります。雇用統計の数字がイマイチで、米景気減速の兆候が出てきました。すると「やっぱり利下げあるんじゃ?」という希望が生まれ、3月6日にはビットコインが約13%急騰。しかし、上昇は長続きせず、すぐに下落。まるで投資家たちが「喜んでいいの? やっぱダメ?」と右往左往しているかのようでした。利下げがあればUSDの魅力が下がり、相対的にビットコインの魅力が上がるのですが、パウエル議長(連邦準備制度理事会)が利下げを否定したんですね。

ビットコインETFからの資金流出が異常事態

2024年1月に承認された米国のビットコイン現物ETF(上場投資信託)。最初は爆発的に資金が流入して「これはビットコインの夜明けか!」と思われましたが、2025年2月は真逆の展開に。

なんと、2月25日には1日で約9億3,700万ドル(約1400億円)の資金が流出し、これはETF史上最大の流出額。2月全体でも35.6億ドル(約5,300億円)の資金が抜け、これは前月比マイナス177%。

「え、なんでみんな逃げるの?」という疑問が湧きますが、理由は単純。インフレ率が予想より高く、FRB(連邦準備制度理事会)が利下げを渋る→米国債やUSDが強くなる→「ビットコイン持つより、利回りのある資産のほうが良くない?」という考えにシフト。ETF投資家は、期待が外れるとすぐに資金を引き上げる傾向があるため、この売り圧力がビットコインの下落を加速させました。

クジラ(大口投資家)の売り浴びせと買い戻し

ビットコインは基本的に、クジラが動けば市場も動く。

2月下旬の急落時には、大口投資家が約6,813BTC(約500億円相当)を売却。彼らは1月中旬までは買い集めていたのに、高値圏になると一気に手放したんですね。さぞかし大儲けしたことでしょう。

さらに、米国の大手取引所Coinbaseではビットコインの現物取引量が異常に増加し、米国の機関投資家たちが売りを主導していたことが明らかになっています。特に、Coinbaseの価格が他の取引所より安くなる「プレミアムのマイナス」現象が発生し、これが米国勢の売り圧力を示唆していました。

しかし、下がったところで新たなクジラが動きます。特に100BTC以上を保有する新規アドレスが増えており、暴落時に資金力のある投資家が安値で買っていたことが判明。彼らにとっては、この乱高下も単なる「チャンス」だったのかもしれません。

トランプ大統領の発言で市場が右往左往

さて、最後にトランプ大統領の影響。

彼は「暗号資産に優しい大統領」として期待されていましたが、いざ大統領に復帰すると、すぐにはビットコインを国家備蓄に加えないことが判明。これにより、市場は「結局やるの? やらないの?」と混乱し、価格が乱高下。

さらに、2月末には「関税を引き上げる」と発言し、これが市場にとってはネガティブ材料に。米中貿易摩擦が再燃するかも、という懸念からリスク回避の動きが強まり、ビットコインも巻き添えで売られました。

結局、トランプ要因は市場に短期的な波乱をもたらすだけで、明確なトレンドは作れず。彼がビットコインにポジティブな発言をすると一瞬上がり、ネガティブな発言をすると一瞬下がる、そんな「お騒がせキャラ」となっています。

まとめ:混乱の中にも秩序はある?

今回のビットコイン乱高下の背景を整理すると、

  1. インフレ率の高止まりとFRBの慎重姿勢 → 市場の動揺を誘発。
  2. ビットコインETFの資金流出 → 価格下落の直接要因。
  3. クジラの売り浴びせと買い戻し → ボラティリティを増幅。
  4. トランプ発言で市場が一喜一憂 → 短期的な値動きを加速。

つまり、センチメンタルな売買が絡み合う中でも、明確な要因が相場を動かしていたんですね。さて、このジェットコースター相場、次はどこへ向かうのか……?

引き続き注目です!

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